ソードワールドオンラインセッション 第7回(後半)

2006/7/17

二日目、スタート

眠い目をこすりつつ、ベロニカさん護衛組は工房まで出勤してきます。
本日はモデルのランドさんも来ていたので、被害者リストを見てもらいました。
残念ながら、彫刻のメリッサさんにもモデルの依頼をされたことがあるというくらいで、特にめぼしい情報は引き出せません。

ルカス べーさんひとりにしておいた方が脅されてくれるかな?

シリル 女性を囮にするなんてシリルが許しません!

ルカス じゃあシリルがべーさんに変装すればいいよー。

ジリィー ……うちが変装じゃダメなの?

ルカス なんとなく雰囲気的にしーさんの方が近いかな、と(笑)

ジリィー ……なんか、さらりと失礼なコトをルカスに言われた気がした!

シリル ジリィーでもフラムでも女性を囮にすることには変わらないですから、シリルは反対しますよ(笑)

ルカス あ、そだそだ、それだ!(笑)

なんて会話をしつつ、とりあえず午前の行動としては、ビルが神殿、フラムが学院に聞き込みへ。
残りメンバーは仮眠を取りながら待機です。

ヴェーナー神殿2回目:ビル

ビル 近くの定食屋で朝定食べるという寄り道してから神殿に到着。ヴォー司祭に面会に行きます。

GM ヴォーデン「どうした。何か進展があったか?」

ビル 「うーん、なかなか厳しいところですねー。神殿側は何かありましたか? 新たな被害者が出たとか、犯人に目星が付いたとか」

GM ヴォーデン「特にはなかったな」

ビル 「あと、出来ればこのリストの載ってる人物の詳細が知りたいんですが? 住所とか、もしくは共通点があるとか……そういう書類なり資料なりはありませんか?」

GM ヴォーデン「出品の申し込み書類ならあるが、見るか?」

ビル 「はい、見せて欲しいんですが……きょ、共通語ですか?(汗)」

GM ヴォーデン「共通語だな」(笑

護衛中のルカス だ、誰かついてけばよかった!(笑)

GM ヴォーデン「一般の神官でも見れるように、西方語に訳した要約もあるが?」

ビル 「それを見せてください。それで良いです」

GM では、住所、氏名、年齢、出品項目が書かれた書類を渡されます。

ビル じゃ、それを書き写します。うーん、これじゃ共通点は見えないなー。

護衛中のルカス 見えませんかね、共通点。

仮眠中のシリル 要約ってことは西方語版には載ってない情報がある?

ビル 「書類にはこの要約以外にも何か書いてあるんですか?」

GM ヴォーデン「あとは、出品者の過去の作品とか、今回の意気込みについて書いてあるぞ」

ビル 「うーん、役に立ちそうに無いなぁー」折角だし、貰った要約書類を穴が空くほど見つめて、共通点を探す努力をしてみます。何かわかる事はありますか?

GM 全員が女性で、20代ぐらいに被害が集中してるようです。

ビル 若い女好きと……メモメモ。「では、もう一度洗いなおしてきます」

GM ヴォーデン「頼んだぞ~」

魔術の学院2回目:フラム

フラム 途中で朝食をとってから学院につきました。

GM サンディー「今日はどうしたの? 昨日の今日で急だわね~」

フラム 「おはようございます。あれから色々聞いたんですが、本の部門は随分脅しを受けているようですね。オリヴィアさんって作家さん、ご存じですか?」

GM サンディー「あら?オリーがどうかしたの?」

フラム 「ご存じですか? どういう作風の方ですか?」

GM サンディー「私の友達で、恋愛関係を書くのを得意にしてたと思うわよ。私自身は趣味じゃないからあまり読まないけど」

フラム 「定評のある方だとか?」

GM サンディー「そうね。好きな人は好きみたいね」

フラム リストを見せて、「このリストにある名前で、知っている方はいるでしょうか」

GM サンディー「あら、不思議なリストね」(ころころ)あ、1ゾロ。

フラム ……orz。

GM サンディー「オリーぐらいしか知らないわ」芸術関係は興味ないのかな?

護衛中のルカス こんな街に住んどいて!

仮眠中のジリィー いやぁ、自分以外が振ると嬉しいなぁ(笑)

フラム 「そうですかー。ありがとうございます。ほかに本の部門で脅しを受けている方とかご存じありませんか?」

GM サンディー「本の部門かは知らないけど、この前、友達の一人が脅されたといってショックを受けてたわよ」

フラム 「お名前は?」

GM サンディー「シャーリーという名前だけど。どうかしたの?」

フラム 「シャーリーさん……了解しました。ええ、ちょっと調べものです」

仮眠中のシリル 名前だけ?

フラム 他に何か聞くことありましたっけ(汗)

仮眠中のシリル そこはそのシャーリーさんに紹介してもらってほしいとこなんですが。

フラム 了解~。「すいません、シャーリーさんに紹介していただけないでしょうか」

GM サンディー「紹介するわ。力になってあげてね」

シリル君の 女装 変装 大作戦!

GM (ころころ)6か……。

シリル おやおや、GMがなんかやってますね。

ルカス ダイス目の意味が気になって怖いですじゃ!

シリル ビルくんの貰ってきたリストなんですけど、出品項目って部門名だけ?

GM 部門名だけです。

GM さて、工房にいるメンバーは冒険者+知力でチェックしてください。

ルカス (ころころ)『13』。

フラム (ころころ)『13』。

シリル (ころころ)『8』。

ビル (ころころ)『10』。

ジリィー (ころころ)『10』。

GM では、なにごともなく過ぎていきます。

メンバーは午後の方針の相談に入ります。
やるべきこととして挙がったのが、似顔絵(ジリィーが描き直して達成値11)を使って衛視へ聞き込み、ビルのもらってきた書類をもとに被害者訪問、神殿にある申請書類の原本の閲覧。ルカスとフラムを工房の警護に残し、残るメンバー全員で一つずつ順に片付けていくことにしました。

ジリィー 「シリルは女装して出かけるんでしょ?」

シリル 「やっぱりやるんですか?(苦笑)」

ジリィー 「えっ、やるっていうのは大前提じゃないの!?」

ルカス 女装したら、まとまってたら向こう出てきにくくないかな?

ビル 少し離れた所を女装のシリルに歩いてもらおう。なんか作品風の物を持って。

シリル わかりました。じゃあネタのためにも女装して微妙に離れて歩きましょう。

ルカス ネタかよ!(笑)

ジリィー ネタなのか!(笑)

シリル ネタ以外のなんだと。

ジリィー 女性の苦難を取り除くため、でいいじゃん!!

ルカス これで1ゾロで失敗とかしたら余計にネタだな。

GM ネタのためにはディスガイズも使わないということか(笑

はい。GMの言うとおり、「ベロニカさんのふりをして囮作戦」の成功率を優先するなら、フラムがソーサラーの2レベル魔法「ディスガイズ」を使うほうが確実です。

ビル はっ、ディスガイズか。その方が確実ではあるけどね。

フラム あー、ディスガイズ、やりましょうか?

シリル まあ、そもそも女性に囮させるなんてとか言ったのは私自身ですし。やりますよ。

ルカス あ、そだそだ、それだよ!

ジリィー そう、そうじゃなければうちがやる(笑)

GM やるんなら振ってください。

シリル はーい。(ころころ)『13』。……微妙な……。

GM まあ、似てるようです。じっと見ると耳の線とか変ですけど。

ルカス 帽子とかでちょっと顔見えにくくすれば誤魔化せそうだよね。夏だし。

フラム わーい、シリル可愛い、可愛い♪

ビル 遠目からならバレないでしょ。

ジリィー じゃ、今回うちはついていく要員でいいのかな? 少し離れたところから、だけど。

GM ここがシーフの花道なのにネタをとったか。

ルカス で、工房待機はオレなのね?(笑)

シリル ルカスもお出かけしたいです?

ルカス いや、ついてっても役にたたない気がするからここにいるよ。適材適所。

ジリィー 「うう……ルカス……寂しいだろうけど行ってくるね……(手を振り振り)」

ルカス 「だいじょうぶ、寂しくないよ(^0^)/

ジリィー 「……虚勢張ってる……(ほろり)」

ビル 「じゃ、偽ベロニカさん、先歩いて下さいな(笑)後ろから付いていきます」

シリル 「はーい」とことことこ。いつもよりおっとりと歩いております。

ルカス ぷふ(笑)

GM (ころころ)……11。と、10。ふーん(笑

シリル ……なんかヤな出目が……。

ルカス いいダイス目だなー。

ビル なんかえらいダイス目振ってるぞ(笑)

フラム こ、怖い……。

ジリィー ワタシなんて1ばっかりなのに……。

シリル そろそろいつもの掛け声の準備をしなくては!

ルカス GMの鬼ー!

ジリィー GMの鬼ー!

さて、お出かけ組はベルダイン旧市街へと通じる長い道路にさしかかったところで、冒険者+知力でのチェックを求められます。

シリル (ころころ)『11』。

ジリィー (ころころ)『15』。

ビル (ころころ)『12』。

ルカス おお、ジリたん、いいじゃないか!

ジリィー 1が出なかった!(感動

GM だったら、以前に見た男が向こうからてくてくとやってきます。で、君らに声をかけようとしたところで、別の男がやってきて、最初の男に声をかけます。

護衛中のルカス ん、バレたか?

GM で、二人で路地の向こうのほうにいきます。

ビル 多分、片方はバレて、もう一人に教えたんだろうな。

護衛中のルカス 走れ! ジリたん!

ジリィー ジリたん、追いかける!

シリル 尾行程度にしてください。

GM (ぼそぼそ)……そしてなにごともなかったように、二人で連れ立って歩いていきます。

護衛中のルカス なんだ、歩いていくのか。走って逃げちゃうのかと思った。

GM 尾行するのはジリたんだけ?

シリル 別行動で私も行きます。

ビル ビルは尾行が出来ない。(汗)

GM では、尾行で振ってください。こっちは(ころころ)出目が7と7。

ルカス ここがシーフの花道だね!

シリル (ころころ)『9』。

ジリィー (ころころ)『11』。……片方1かい……。

ビル 気付かれた臭いなー(汗)。

シリル もうしわけない。

ジリィー なんか、もう、自分がレベル4シーフに思えない今日この頃……。

GM では「なんで、君たちは我々の後をつけているんだ」と前に会った男が言ってますが。

ビル GM、周りに人は?

GM 何人かいます。

ビル 呪歌で巻き込むのは不本意だな(汗)

ジリィー ジリたん、バレたことにショック受け中。

シリル 「なぜ祭りの出品者を脅すんです?」質問には質問返しー。

GM 男「我々には我々の事情があるのだ。余計な口は挟まないでもらおう」

シリル 「そういうわけには参りません」

ジリィー 「こっちにもこっちの事情があるの、ごめんなさいねー」

GM 男「ふむ。相容れないということか。我々は『お願い』を聞きいれてもらいたいだけなのだが」

シリル 「平行線ですね……事情とやらを聞かせていただいて、納得できるものなら、検討しないでもありませんが?」

ジリィー 「どうせきちんとした“事情”なんてものはないんでしょう? か弱い女性を狙ったわけだし」

GM 男「部外者に話せる事情ではない」

シリル 「当事者になら話せるということですか?」

GM 男「当事者には説明している。当事者から聞いていないということは部外者だ」

ジリィー 「単に言い逃れしてるだけなんでしょ?」ジリたん、ちょっと訝しげ。

シリル 「……ちょっと待ってください。あなた方は「お願い」の際にその理由を相手に説明していると?」

GM 男「理由までは説明していない。理由を説明したところで、理解してもらえないだろうから」

ビル 「とりあえず……僕は祭りを主催するヴェーナー神殿の者です。何の事情があるのかは知りませんが、一度神殿に足を運んでもらえますか? 神殿側から、あなた方に良からぬ疑いが掛かっています」

GM 男「ヴェーナー神殿か…。ヴェーナー神とは相容れないかもしれんな。出頭するわけにもいかん」

ビル 「そうなると、やはりヴェーナーはあなた方を追うことになりますが?」

GM 男「それならそれで仕方ないだろう」

シリル 「ひとつ伺いたいのですが、あなた方の『お願い』が聞き入れられない場合、どうするおつもりです?」

GM 男「根気強く『お願い』を繰り返すだけだ」

ジリィー 「あんなに何人も相手に、根気良く繰り返すだけ? 胡散臭いだけど(苦笑)」

シリル 「腕力に訴えてでもとおっしゃるのなら、こちらも断固阻止させていただきますが……」

GM 男「腕力でしか解決しないというのであれば、仕方ないだろう」

男たちは事情を説明する気は全くないらしく、会話は完全に平行線です。
だんだんと野次馬も集まり始め(シリル君女装のまま注目の的です)この場で捕り物に及ぶわけにも行きません。
去っていく男たちを見送ることしかできない3名でした。

護衛中のルカス 表に顔を出しても平気な組織って事だよなあ、彼ら。

シリル 後ろ暗い人達ではない感じですよね。少なくとも彼ら自身の認識としては。

ビル どこぞの聖印とかぶら下げてないよね?

GM 聖印はありませんね。

ビル ガネードかなーと思ったんだけどなー。まだ、接触するチャンスはあるだろうし、一度見逃します? で、戻ってその『事情』とやらをベロさんに聞いてみますか。

なお、ジリィーはダメもとでもう一度尾行にチャレンジしましたが、

護衛中のルカス ジリさんの足なら失敗しても全力で逃げてこられるよ!!(笑)

ジリィー わかりました、尾行しますよ。ダメ元で。きっとダメだけど!

護衛中のルカス ダメなのかよ!

ジリィー さっきのダイス目見てたでしょうが!!(笑)

シリル ま、成功すればラッキーくらいですから、気負わずどうぞ。

ジリィー (ころころ)出目が1と2。

護衛中のルカス ……。

ジリィー ………………。

護衛中のルカス ごめんね。オレが悪かった……

というわけであっさり発覚。全速力で逃げてきたのでした。

シリル じゃあ、集まってきた人たちに、今の男二人のことを知っている人がいないかどうか聞いて回ります。普通に歩いていて出会ったんだから、界隈に顔見知りがいてもおかしくない気がする。

GM この辺で最近よく見る顔のようです。ただ、何をしてるかまでは知らないようです。毎日この時間ぐらいにここを通るようですね。

シリル 毎日この道をてくてくとご出勤? してるんですね。

GM ですね。『お願い』のご出勤かもしれませんが。

護衛中のルカス 地道に働いてるな……(笑)

シリル 明日インビジであとつけるかー。

ジリィー 「……ねぇ、先に被害に遭った人のところに行って聞いてみない? 今の『説明している』が気になるんだけど」

シリル 「そうですね。どんな風に脅されたのか、詳しく事情を聞いてみましょう」

被害者シャーリーさん、○○○疑惑

ビル 「ごめん下さい」とノック。

GM シャーリー「なんでしょう?」

ビル 「僕はヴェーナー神殿のビルギットと言います、なんでもかくかくしかじかな被害にあわれたとか?」

GM シャーリー「なんで、ヴェーナー神殿の方が…」と、驚いているようです。

シリル 「ご友人のサンディーさんから、貴女が脅迫の被害に遭われたと伺いまして。よろしければお話を聞かせていただきたいのですが」

GM シャーリー「あら、サンディーから話が…。よろしければ中へどうぞ」といって、家の中にいれてもらえます。なかなか大きな家ですね。

GM シャーリー「どのような話をお聞きになりたいのでしょうか」

ジリィー 「あなたも今回、出品されるんですか?」

GM シャーリー「いえ。私は夏祭りに出品したことはありません。今回にしてもなぜ『お願い』をされたのか…」

ジリィー 「というと、いつも冬に参加? 普段はどの部門で参加されているのですか?」

GM シャーリー「いえ、私はどの部門でも出品したことはありません」

ジリィー 「へ……?」

シリル 「……? それでは、なにか創作活動自体は行っていらっしゃるのでしょうか?」

ビル 「その『お願い』とはどのようなお願いですか?」

GM シャーリー「すいません。それはあまり人様に言える内容ではないので…」

ジリィー 「……『お願い』されるときにきちんとした説明を受けている、という話も聞いたのですが……筋の通った説明でしたか?」

GM シャーリー「彼らにとっては筋が通っているのかもしれません。私には別の受け取り方もありますが……」

ジリィー 「別の受け取り方がある……って、どう感じられたのかしら?」

GM シャーリー「私には納得いきませんわ」

ジリィー 「納得がいかない……?」

どうにも口の重い被害者に、困惑する冒険たち。しかもコンテストの出品者でもないということで、謎は深まる一方です。

GM ところで、シリルって変装したままだっけ?

シリル うん。

GM なのに、男口調?

ビル まぁ、丁寧語だから男口調でも違和感無いんじゃないですか(笑)

シリル 男口調……かな? もともと敬語喋りですから、あんまり変えてないと思いますが。少なくとも、意識して女ことばは使ってないんじゃないかな。

GM じゃあ、シャーリーさんはシリルに「あら? あなたは男性なのかしら?」と聞いてきますね。

シリル 「あ、ええ。少々事情がありまして、こんな格好で失礼いたします」ぺこり。

GM シャーリー「あら。事情もあることですので、構いませんわ」と言いつつ、なぜか少し嬉しそう。

ジリィー ……嬉しそう??

シリル よ、喜ばれてる……?

仮眠中のフラム ……もしや、同人屋?

女装シリルに予想外の反応を見せたシャーリーさん。にわかにパーティ内で「シャーリーさん腐女子疑惑」が持ち上がります。

護衛中のルカス 「あまり人様に言える内容ではない」のは、『お願い』のことなのか、創作活動のことなのか。

ビル そりゃ、そっちの同人だと人様には胸張って言える内容じゃないよな。

護衛中のルカス いっそビルくんとからんでみたらどうですか? それで喜んだらホンモノですよ!

シリル それは面白いかもしれないけど、シリルにはぴんと来ないよ!(笑)

ジリィー えっ……女性の姿で喜ばれてるんだから、ジリたんとシリルの絡みじゃなくて?(笑)

護衛中のルカス 女性が増えて喜んでるのかな? 女装癖のある男によろこんでるんじゃ……。

護衛中のルカス ……。

仮眠中のフラム 女装癖のある男に喜んでる気がする……。

シリル どういう「事情」だと思ってるんだろうなぁ、シャーリーさん(笑)

3名はシャーリーさんへの質問を続けます。
シャーリーさんは脅迫をしてきた男たちの正体は知らないとのことですが、「『お願い』をして回る集団がいる」という噂は友人から事前に伝え聞いていました。
ところが、その友人については言葉を濁して、教えてくれません。

仮眠中のフラム 噂のルートをたどられたくないようですね~。一般人から「その手の噂どこから仕入れるの?」と聞かれても答えられない同人屋みたいですね、シャーリーさん。

ジリィー ……さては、特定ジャンルかCPのアンソロジー仲間だな。枚数数え間違えて、誰かページ数増やせませんか? って聞いて回っているとか……!(笑)

護衛中のルカス 「頼む! あと三枚書いてくれ!」とか?(笑)

シリル 増やすんじゃなくて減らすんじゃないの? このまんまじゃ大御所のゲスト原稿がはいんねーよ!とか(笑)

GM 違う実感がこもり始めてるね。

ジリィー だって、シャーリーさん、納得いってないんでしょ? あまり公に話せないんでしょ?(笑)

護衛中のルカス 油断してるところに「〆切はいつですか?」とかな(笑)

シリル でも夏コミには出さないんですよ、シャーリーさん。

護衛中のルカス 別の〆切があるかもしれない!

ジリィー きっと夏コミ合わせじゃないんだよ。関西の別のイベント合わせなんだよ。

すっかりシャーリーさんを隠れ同人と決め付けて、雑談に走るPLたち。
たしかに「お願い」の内容も不明、「お願い」された人々のつながりも不明という状況では、推理のしようもありません。
ビルのチャームで強制的に喋らせる、帰ったふりをしてインビジビリティで残って部屋を捜索、女装シリルが迫ってみる、お仲間のふりをしてカマをかけてみる……など、シャーリーさんの隠しごとを暴くための案がいろいろ出てきますが、どれも問題アリとして却下。

ビル もしかして、こいつら男じゃないかなぁ。

ジリィー うん、それは一瞬考えた。

護衛中のルカス 性別詐称して出品できるんすか?

ビル ムーンライトドローン。(※性転換の効果のある毒薬)

護衛中のルカス シリルはお仲間、ってヤツですか。

ビル そそそそ。

仮眠中のフラム なるほど、だから好意的。

シリル サンディーさんはそれを知らないんですか?

ビル サンディーさんと友達になる前から女になってたらわかんないんじゃないの?

護衛中のルカス サンディーさん、実は知ってたりして(笑)「シャーリー? 彼女昔は男だったのよ」とか。

ビル どうしても言えない事情なんて、そういう恥部的な部分しかないと思うんだよなー。でも、それが15人とかいるはずないから、まーありえないとは思いますが(汗)

シリル ま、この場はここで引き下がりますか。仕事だからって被害者に無理強いするのもね。

ジリィー うん、ここは帰るしかないような気がする。口を割らせるキーワードが見つからない……。

ビル 確証も無いしね。帰りましょうか。

シリル もちろん、ビルとジリたん先に行かせて、最後に振り向いて駄目押しくらいはしときますけどね。

というわけで、シャーリーさんの口からこれ以上の情報情報を得るのは不可能と判断した一行は、ハテナマークを脳内に乱舞させつつもひとまずこの場は引き上げることに。

ヴェーナー神殿

続いて一行はヴェーナー神殿にやってきます。

先ほど会った男2人の似顔絵を描き「脅迫の犯人です」と差し出したところ、ヴォーデン司祭から逮捕の指令が下りました。理由や他の仲間については、捕まえてから本人たちを尋問すればいいというのがヴォーデン司祭の弁です。
出没する時刻と場所もわかっていることですし、それで一応の解決にはなりそうですが、冒険者たちは事件の裏が全く見えていないことが気になってたまりません。
とりあえず当初の予定通り、コンテスト出品の申込書の原本を調べてみることにしましたが……

GM 書類は何を調べたんですか?

シリル 出品の傾向とか、「意気込み」にアレな匂いがするかどうかとか。

GM 特に傾向は見られない気もします。他の作品群よりも人間関係を描いた小説が多い気もするぐらいです。

仮眠中のフラム だから恋愛小説なんですね。

護衛中のルカス ……男女の?

ジリィー 突っ込んだな、桂木(笑)

護衛中のルカス この流れじゃ、ツッコまずにはいられんべ!

GM 恋愛小説だったり、友情だったり、家族愛だったり、まあ、いろいろです。

護衛中のルカス 友情を装ったり、兄弟愛を装ったりはできますよね。

シリル 具体的に、過去の出品情報ってどんなふうに書かれているんでしょうか、書類には?

GM 作品名が列挙されてますね。

ジリィー 作品名……一見、いかがわしいのあるかな? 「肉体の悪魔」とか(笑)

GM ベルダインの祭りは公式なものだからそんなアブナイものは認められないと思います。

書類の原本からも特に有力な手がかりは得られず。
シャーリーさんの対応を見る限り、被害者をひとりひとり訪ねていっても、新たな手がかりが得られる見込みは低そうです。
頭を悩ますのにもだんだん飽きてきた冒険者たち。

ビル 面倒だから捕まえますか。話が進まないっぽい。

ジリィー 背景がまったくわからないのですごく気持ち悪いんだけど……捕まえるのが手っ取り早い気がする。

ビル 捕まえて聞き出すのが早そうだしね。

シリル まあ、出没場所もわかってますしね。

護衛中のルカス おらおら吐けい、ってヤツですね。

ジリィー でも、オリヴィアさんも気になる(笑)

護衛中のルカス と言うかオリヴィアさんの作品が(笑)

ジリィー いや、女装したシリルを見て反応を示すかどうかが(笑)

護衛中のルカス 更にわざと転んだシリルをビルくんが抱きとめてみるとか(笑)

GM そういや、まだ女装してるの?

シリル 解くヒマなかったし。ヴォーデンさん華麗なスルーだなーと思ってました。

GM 誰だろう、こいつ?って顔をしてますね。

仮眠中のフラム 顔が判別できなかったんでしょうか。

護衛中のルカス 新たな仲間がひとりふえたな、ってカンジで。

シリル ……こんだけ会話しててばれてなかったのか!(笑)

GM 達成値13で変装してるからね。

ベロニカさん工房前

ジリィー 収穫なさすぎてため息。

シリル いえ、だいぶ収穫ありましたよ。逮捕のお墨付き貰いましたから、堂々と手が出せますし。

ビル それが救いだね。

護衛中のルカス 殴っていいんだね。わくわく。

ビル 気絶させる必要があるから、頭狙いでよろしくね。

ジリィー でも、「何が起こっているのか」が全然わかってないよね、うん。

ジリィー 「ただいまー……尾行しっぱいしちゃった、てへ」

ルカス 「おかえりー。ヒマだったよー」

ビル 「かくかくしかじか」

シリル 「……と、いうわけで。とりあえず明日、顔のわかった2人の逮捕に踏み切ることになりそうです」

ジリィー 「ベロニカさんはずっと中?」

ビル 「一応、ベロさんにも『お願い』の内容聞いてみたいけど……この調子じゃ無理っぽいけどね」

ルカス ずっとカンカン鳴ってます?

GM そうでもないです。ときどき、手が止まって、何か描いてるようです。モデルもいることですし。

ジリィー あ、そっか。中にランドさんもいるのか。

ルカス モデルはひとりでいいのかな……。

シリル いや、ヴェーナー神像でしょ?(笑)

ルカス あ、そうか。ごめんごめん(笑)

ここで今後の方針を相談。やはり、翌日の昼に男たちと戦闘し、逮捕することにしました。相手の正体が不明なのが怖いのですが……。
ベロニカさんの護衛と一般市民の保護については、翌日の午前中に衛視に根回し予定。一時的に護衛を外れることもベロニカさんに了解を取りました。
明日は、まずはフラムのスリープ・クラウド、相手が寝なければ戦闘。殺すなと言われているので、ウィップなどの武器を効果的に使いつつ、頭狙いとシェイドで気絶させる――という作戦でいく予定です。
また、今日会った男たちの様子から、夜の見張りの重要性は低いと判断。見張りを1人ずつにして、睡眠をしっかり確保しておくことにします。

シリル ちなみに皆さん、女装シリルに対するベロニカさんの反応見たいです?

ルカス 見たい見たい!

ジリィー 見たい(笑)

フラム 見たいです。

ビル んー、じゃ見たいの方向で。

ルカス しかも、わざとシリルがふらついて、それを抱きとめるビルくんとかで見たい。

ビル そこはルカスで行こうよ。

フラム 抱きとめるのはルカスの仕事では?

ルカス ちぃっ! わざわざ避けてたのに!(笑)まあやれと言うならお姫様だっこまでやりますよ。

ジリィー やー。それはジリたん、なんかイヤー!!「もしかして、シリルもルカスのことを……あれだけ色々ルカスのことを聞いたから……」とか勘違いしそうです(笑)

ルカス もう、シリルったらフラグ立ちすぎ! なんで前回ダークエルフには立てられなかったのかしら。

ジリィー 女装してなかったからでしょ?

ルカス なるほど!

シリル なんか、定番になりそうですね、シリルの女装ネタ。

ルカス 毎回一回は女装するのね。8:45くらいに。

ジリィー なに、その時間は(笑)

ルカス 印籠の時間。

シリル むしろ、お銀の入浴シーンに対応するネタでは?

ルカス あ、そっか(笑) じゃあジリたんの1ゾロは、「こりゃうっかりだ」ですね!

ジリィー うおっ! 八兵衛なのか!!(愕然

この期に及んでもネタに走ることは忘れない面々なのでした。
さて、話を戻して、ベロニカさん腐女子踏絵作戦再び。

ルカス お姫様だっこはやらないよね?

ジリィー やるな。

シリル さすがに勘弁してください、とシリルが言っています。

ルカス じゃあ、ふらつくしーさんを支えるくらいで。

シリル 普通に、親密げに話してるくらいにしませんか(笑)

ルカス 肩に手を置いたり、ちょびっとボディタッチが多めに、くらいで?(笑)

ジリィー ……なんか、桂木さんの発想ってさりげなくエロいよね(笑)

ルカス え、そうなの!?(笑)

ジリィー いや、いい、わかってたことだから、うん。

ルカス どこがエロいねん! エロって言うやつがエーロ!!

ジリィー 小学生か!(笑)

シリル ……そのへんは女性陣に演技指導してもらわないと、ルカスとシリルの発想にはないと思いますけどね。

ルカス 確かに、やれと言われたらやるかな、くらいで。でも女性陣そんな演技指導してくれなさそうだ。

フラム 演技指導はジリィーの担当でしょう。どう考えてもフラムはそういうことに向いてない。

ジリィー ジリたんはしない。くやしいもーん。自分が抱きつきたいくらいだもーん。

ルカス じゃあせいいっぱい頑張って、隣に並ぶくらいで。「今日のしーさんのサンドイッチおいしかったー」みたいなのが彼の限界だと思います(笑)

シリル そんなもんでしょうねー。

ルカス 「また食べさせてねー」……これだと手作りみたいだな。「しーさん、最近オレたちの部屋に帰ってないねー」とか(笑)

シリル 「そうですねえ」とか適当にあわせます。

GM 楽しそうだな。桂木(笑

フラム さて、ベロニカさんの反応やいかに?

ルカス これでスルーだったら切ない……。

GM ふつーにスルーです。

フラム あらー。

ルカス ……(T0T)!! がんばったのに!!(笑)

残念がる一行(特にルカス)でしたが、よく考えたら依頼人であるベロニカさん本人に変装してるんですから、素直に「なにかの作戦かしら」と思うだけのような気もします。
……そうであっても目を輝かせてしまうのがその道の人の正しい反応かもしれませんが。

フラム ベロニカさんに「お願い」の内容聞いたら答えてくれるかな?

ルカス あ、そうそう、それ、聞こうと思ってたんだ。

シリル お願いの内容は聞きたいですね。

ビル うん、聞きたい。

GM 聞きたいならちゃんと質問してくださいね。

ジリィー じゃ、女装シリル。どうぞ。

ビル シリル出番。

ルカス みんな!(笑)

シリル ……私が行くんすか。

フラム 私が行きましょうか? 女装した状態で、真面目な質問を依頼人にするのってシリルがつらいかなぁ……と思ったんですが。

シリル うむ。ちょっとかなり複雑です私。

ビル なんで、こんな時に女装するんだシリルはけしからん(笑)

シリル きみらが反応見たいゆーたんじゃ(笑)


フラム 「ベロニカさん、例の彼らは『お願い』の内容をちゃんといったそうですが、具体的に何をお願いされたのですか?」

GM ベロニカ「出品する作品を取り下げるようにいわれました」

フラム 「ははあ。で、その理由は?」

GM ベロニカ「そこまでは言ってませんでした」

フラム 「? 何のために、出品を取り消せとは、はっきり相手は言わなかった、と?」

GM ベロニカ「そうです。」

ジリィー 「あら、他に被害に遭った方にもお話を伺ったけど、きちんと説明はされたらしいわよ?」嘘じゃないよね、この言い方でも。

GM ベロニカ「あら。そうだったんですか」

フラム すっとぼけられてるのか、あるいは彼女も彼らのいう「部外者」なのか。

ジリィー 隠していること、ないのかなぁ。

ルカス ヲタである事を巧妙に隠す人もおりますしなぁ。判りませんぞ!

ジリィー あまり言いたくない、って最初っから言ってたしねぇ。

フラム うーん、また分からなくなってしまった。

ジリィー このまま「わかりません」と言われ続けるのだったら追求は無理、と考えた方がいいよね。で、もう単純に送ってって見張り番して明日を待つしかない、と。

ビル 埒があきませんわな。

シリル まあ、すべては明日ですかねー。

ベロニカさんがされた「お願い」とシャーリーさんがされた「お願い」は違うのか? それとも、依頼人が嘘をついているのか?
謎が謎を呼ぶまま、なにごともなく翌朝を迎えてしまいました。

いざ尋常に勝負!

さて、決戦の日です。ベロニカさんを工房に送り届けたあと、衛視に根回しを済ませ、男たちの出没する路地へと一行は向かいます。

シリル 早めに行って、路地とかに潜伏。

ルカス 隠れるところあるのかなー。

GM 潜伏するんならロールよろしく。前回と同じ金属鎧は-2ね。

ルカス 平目だよなー。

フラム (ころころ)『11』。

ビル (ころころ)『9』。

ルカス (ころころ)『6』。

ジリィー (ころころ)『12』。

シリル 金属鎧組は1ターン無駄覚悟で遠くにいてもらうとか。

ルカス 1ターンですむかな?(笑) ま、ダイス振っちゃったから、今更でしょう。

シリル それもそうか。(ころころ)『10』。

GM (ころころ×4)うん。フツーに気づいた。

シリル たくさんいる……?

GM 今日は4人組です。二人はラメラーアーマーを着ています。

フラム あらま(笑)

シリル はっはっは。きのういろいろやったから、警戒されてしまいましたか(笑)

ルカス スリープクラウドに期待!

GM 男「また君たちか。いったい、なんなんだ!」

ルカス 8:45ですよ!

シリル やっておしまいなさい! ですね。

ジリィー 「こんにちはー(自棄で笑顔)」

ルカス 「お仕事です」

シリル 「ヴェーナー神殿の命により、あなた方を逮捕させていただきます」

ビル よし、一番美味しい台詞をシリルに取られた。

ジリィー 確かに、それはビルの台詞だ(笑)

シリル ビルくんが言うかなと思ってちょっとは待ったよ?

GM 男「むむ。そうであれば、こんな往来の真中ですることもないな。邪魔になるし、道路の外でやろう」といって、警戒しながら道路の外のほうに移動。

ルカス 「話判るじゃん」こっちも警戒しながら移動。

GM では、移動しました。

ルカス 「いざ、勝負!!」

GM 男「こちらこそ。負けるわけにはいかん!」

GM では、戦闘です。

戦闘シーン VS謎の男たち「今こそ叫べ、『GMの鬼ー!』」

真相、解明……したのはいいんですけど

ルカス とりあえず、じゃあ、起き上がります(笑)

フラム しくしくしく。

ビル ジリさんにキュアー。6点回復ね。

ジリィー ようやっと起き上がれます(笑)

GM 男1「では、我々の行方を邪魔しないで貰おうか。事がここまで大きくなった以上、この街のマーファ神殿にも迷惑がかかる」

GM 男2「我々は別の街に移動して、機会を待つことにしよう」

ルカス 「どうして? ここまでして、貴方たちがやらなきゃいけない事ってなんなの?」

GM 男1「それはマーファのためだ!」

シリル 「出品者を脅して回ることが、何故マーファのためなんです? 彼女たちの作品になにか問題でも?」

フラム 「我が家も代々マーファ様にお祈りしてますけど、どうマーファ様のためになるんですか?」

GM 男2「彼女たちはマーファの教えに反している!」

GM 男3「自然ならざることを好んでいるのだ!」

フラム 「……なんか、今すごく分かった気がするんですが」

シリル 「自然ならざること……ですか?」

GM 男4「そうだ!」

ルカス 「それって……?」

男たちの発言と、これまでに集めた情報から、一行もうすうす真相を察したようです。
そう、「自然であれ」を教義とするマーファ信者の彼らが、女性たちに「お願い」をして回った理由とは……

フラム 「やまなし、おちなし、いみなし?」

ビル 801?


GM 男たち 「衆道をテーマにした本など、我々には許すことは出来ん!」

 

ルカス あははははははーーーーーーーー。

GM 「たといベルダイン神殿に邪魔されたとしても、許すことはできんのだ!」と、バックに炎を上げて盛り上がっております(笑)

シリル マーファ原理主義者だー!(笑)

フラム 「お気持ちよーく分かります!」

ルカス 個人的にワタシも好きじゃないので、撲滅運動は応援したいですが。

シリル ……男として、気持ちはわかるような気がするよね。PCは。

ジリィー 「……(すごく脱力中)」

ルカス 「いや、でもね、彼女たち、そうして遊んでてもね、実際は男の人が好きで、普通に結婚して、子供産んで、子孫繁栄させてくと思うよ?」

GM 男1「そうかもしれんが、そういう思想が蔓延すると思うと許せんのだ!」

ビル 「いやー、でも表には出してないんじゃないの?」

ルカス 「しないしない、彼女たち、公にする勇気ないもん」

ルカス そんな度胸が彼女らにあったら、オレら、二度も死ぬ思いしてない(笑)

フラム 「というか、出品してない物書きまでよく調べ上げたと思うんですが……」

GM 男2「夏祭りの最中は作品の展示・販売が緩くなるのに目をつけ、彼女たちは事もあろうに、その手の本を販売していたのだ!」

ルカス 「うーん、そうやって事件を起こしてると、世間の注目が集まって、逆にそう言う思想が世間に広がると思うよ?(笑)」

GM 男3「我々の同志の調査により、構成員が分かったため、我々が『お願い』をして回ったのだ」

ジリィー 「……そんなわかりにくい『お願い』なんてして回るなー!!」

シリル 「……逆効果なような気がしますが、とても」

ルカス って言うか、表向きだけでも従ってりゃいいのにな、彼女ら。夏コミにはどうしても新刊を出したかったのか。

GM 心情的に許せなかったんでしょう(笑)

GM 裏市場で出したはずの本がウオッチされてればねえ。身辺に気をつかうでしょう。

ジリィー 「そんならお願いせずに集めて本は焚書にしろ、焚書に!!」

GM 男4「本を焚書にしても、彼女たちをそのままにしておけば、いずれ同じ作品を作るに違いないではないか!」

フラム 「駄目よ、本を燃やすなんてもったいない! 羊皮紙1枚1ガメルするのに!」

ジリィー 「『お願い』してもいつかまた書くかもしれないでしょうがー!! あー、真相を聞いたら自分が死に掛けたことに腹立ってきた。きー!!」

ビル うーん、PLはそっち得意じゃないから賛成したいけど、PCには芸術の範囲で……頭を痛めるぞ、これ。

フラム しかしこれ、どうオチをつけたらいいんでしょう?

シリル 「……まあ、それはともかくとして……。別な街で機会を待つとおっしゃいましたが、とりあえず今回の夏祭りではもう『お願い』はしてまわらないということですか?」

GM 男1「うむ。今回はここまでだな」

GM 原理主義な主張をぶちあげつつ、神官戦士たちは去っていきます。

ルカス 去ってくのかよ!(笑)

ビル 「オチなしだしねぇ」

ジリィー 「……」

フラム ビル、うまい。

ルカス やまはあったけどね。

フラム 意味なしまであったよ。

ルカス やまもなかったことにしとくか。

ジリィー 何をおっしゃいます、1ゾロキング(笑)

シリル なくていい山があった気がします。

ビル うん、あれが山場だ。

ルカス そうだな、あの防御ロール1ゾロさえなければ、何とかなってたかもだもんなあ。

エピローグというかなんというか

GM まあ、そんな感じで、残りの期間はなにごともなく。

シリル ベロニカさんの依頼ってある意味「今回は」クリアしましたよね?

ルカス べーさんの思想と作品提出は守れたよね。

GM そうだね。(笑

フラム ……今回は、ね。

ビル とりあえず、ヴェーナー神殿に報告だけしときます。真相はわかったけど、取り逃がしましたって。

GM ヴォーデン「ばかもーーん!」と雷が落ちてきます。

ビル 「すんません」

GM そんなこんなで、今回のシナリオは終了です。経験値はミッション失敗で500点。報酬は3000ガメルです。

というわけで、7回目にして初のミッション失敗を体験した冒険者たちでした。まあ、たまには失敗するのもプレイヤーにはいい経験かもしれません。ヴェーナー神殿からの信頼度はちょっと下がってしまったようですが……。
めげずに今後もがんばれ、冒険者たち。

さて、恒例のキャラクターのおさらい&ダイス目解析です。

ルカス=ウィールド (人間/ファイター4レベル、レンジャー1レベル、セージ1レベル)
知力9の脳みそ10歳児疑惑……は、一体どこへ行ったのか。貧乏生活とジリたんアタックに鍛えられ、いまやパーティいちの腹黒キャラクターの称号を手中にする、パーティの主戦力ファイター。
冗談のような1ゾロ連発で、 生死判定を2回もやるハメに。ホントに死んだと思いました、ええ。
自称・天然をもはや誰にも信用されていない、黒い笑顔の18歳。
器用度:16 敏捷度:12 知力: 9 筋力:18 生命力:14 精神力:14
(プレイヤー:桂木忍)

ジリィー=ショーウェン (ハーフエルフ/シーフ4レベル、セージ1レベル、ヒーラー3レベル)
恵まれた能力値とシーフ1本伸ばしの強みで期待値が非常に高い……はずなのに、なぜかシーフ判定でいい目が出たためしがない気がする妖艶ハーフエルフ。
GMのクリティカルで一気に瀕死になるわスリープ・クラウドでおねんねするわ集中攻撃を受けてお花畑突入するわと、今回の戦闘でも散々な目に遭ってます。1ゾロ出さなければOKのはずの生死判定で、こんなに周囲をドキドキさせるのはキミだけだ。
報われないルカスへの献身が涙を誘う20歳。
器用度:21 敏捷度:21 知力:17 筋力:14 生命力:14 精神力:9
(プレイヤー:穂高あきら)

ビルギット=ロウ (人間/プリースト4レベル、バード2レベル、ファイター1レベル)
知力9&セージ無しのため、共通語が読めないヴェーナー神官戦士兼吟遊詩人。
今回から晴れてプリースト4レベル。神官としてのアイデンティティに目覚めたか? しかしその成長振りを見せつけることなくあっさり戦闘終了。次回に期待しましょう。
高潔な奉仕精神(てか、天然?)からパーティにタダ働きを強いる、危険なお口の22歳。
器用度:15 敏捷度:13 知力:9 筋力:11 生命力:15 精神力:16
(プレイヤー:彩根耕二)

フラム=プファイル (人間/ソーサラー2レベル、セージ2レベル、シーフ1レベル、レンジャー1レベル、ハンター3レベル)
技能コレクターな火の玉娘も、今回はソーサラーの本領発揮。高い達成値のスリープ・クラウドで、一気に敵全員を眠りの淵へ叩き込みました。ついでに味方も寝ちゃいましたが、戦闘に勝てていれば間違いなく殊勲賞だったのに何とも残念。
今回の経験点でとうとうソーサラーを3レベルに上げられるはずが、ミッション失敗のために残念ながら次へ持ち越し。先にセージを2に上げておいたのが裏目に出てしまった模様です。
とうとう盗賊ギルドに目をつけられてしまった20歳。
器用度:14 敏捷度:16 知力:18 筋力:13 生命力:10 精神力:11
(プレイヤー:茅)

シリル=フェイ (エルフ/シャーマン3レベル、シーフ1レベル)
女性が絡むシナリオで暴走するのはすでにお約束。女性の安全のためなら男のプライドも犠牲にするシャーマン兼シーフ。
今後、彼の女装は水戸黄門におけるお銀の入浴シーンのごとく定番になるのだろうか。
本人の思惑はどうあれ、確実にイロモノキャラ街道を行きつつある105歳。
器用度:19 敏捷度:15 知力:17 筋力:8 生命力:11 精神力:17
(プレイヤー:文月夕)

そして、恒例のダイス目解析。

1ゾロ、6ゾロを出す確率は、普通は 2.7 % (1/36)です。

ジリたんの成績
ジリたんはダイスを16回振りました。
確率から言えば1ゾロ・6ゾロはそれぞれ 0.4 回出るはずです。
ジリたんは1ゾロを0回出しました。これはダイスを振った回数の 0% です。
ジリたんは6ゾロを0回出しました。これはダイスを振った回数の 0% です。
ジリたんのダイス目の平均は 5.3 です。

ビルの成績
ビルはダイスを15回振りました。
確率から言えば1ゾロ・6ゾロはそれぞれ 0.4 回出るはずです。
ビルは1ゾロを0回出しました。これはダイスを振った回数の 0% です。
ビルは6ゾロを0回出しました。これはダイスを振った回数の 0% です。
ビルのダイス目の平均は 6.9 です。

ルカスの成績
ルカスはダイスを13回振りました。
確率から言えば1ゾロ・6ゾロはそれぞれ 0.3 回出るはずです。
ルカスは1ゾロを4回出しました。これはダイスを振った回数の 30.7% です。
ルカスは6ゾロを0回出しました。これはダイスを振った回数の 0% です。
ルカスのダイス目の平均は 6 です。

シリルの成績
シリルはダイスを11回振りました。
確率から言えば1ゾロ・6ゾロはそれぞれ 0.2 回出るはずです。
シリルは1ゾロを0回出しました。これはダイスを振った回数の 0% です。
シリルは6ゾロを1回出しました。これはダイスを振った回数の 9% です。
シリルのダイス目の平均は 7.9 です。

フラムの成績
フラムはダイスを8回振りました。
確率から言えば1ゾロ・6ゾロはそれぞれ 0.2 回出るはずです。
フラムは1ゾロを0回出しました。これはダイスを振った回数の 0% です。
フラムは6ゾロを0回出しました。これはダイスを振った回数の 0% です。
フラムのダイス目の平均は 7.5 です。

GMの成績
GMはダイスを37回振りました。
確率から言えば1ゾロ・6ゾロはそれぞれ 0.9 回出るはずです。
GMは1ゾロを2回出しました。これはダイスを振った回数の 5.4% です。
GMは6ゾロを1回出しました。これはダイスを振った回数の 2.7% です。
GMのダイス目の平均は 7.2 です。

今回の1ゾロキングは、問うまでもなくプレイヤーで唯一1ゾロを振ったルカスです。……というか、1ゾロ率30%って一体なんの冗談でしょうか。
そして、ジリたんの出目の悪さも相変わらずでした。1度も1ゾロを出していないものの、ダイス目の平均値は5.3! サイコロ2個振った場合の期待値は7ですから、1.7も低いことになります。
まあ、この出目じゃあセッション失敗もむべなるかな、ですね。